怪しい編集者

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若い頃、おいらは編集者をやっていた。

 川本さんて、なんか怪しくて、こんな風にサングラスをかけていた。最初はみのり書房に就職して、『OUT』の「徹底大解剖? 吾妻ひでおのメロウな世界」や『PEKE』の「どーでもいんなーすぺーす」を担当した後、アリス出版に転職して、この「純文学シリーズ」とか、わりと俺の転機になる作品を描く時に、立ち会ってくれる人だった。
 一度、「今月は同人誌があるので、『少女アリス』は休みます」と言ったら、非常に怒っていた。

復刊ドットコムでおいらが依頼して描いていただいた「純文学シリーズ」を含む、吾妻さんの美少女モノが出るというので、40年前の昔話を、そんな風に語っていたらしいw 確かに、児童漫画、ギャグ漫画の作家としてしか見られてなかった吾妻さんに、開口一番、「SFのパロディ漫画をお願いします」と依頼して、SFパロディの第一人者として世間に認識させたのもおいらだし、美少女物への転身をそそのかしたのもおいらだw まぁ、おいらの編集者時代の功績って、それくらいしかないんだが。「転機になる作品を描く時に、立ち会ってくれる人」というのはまた過大な褒め言葉で恐縮なんだが、跳ぼうか、留まろうか、迷っている崖っぷちの表現者の、背中を蹴飛ばすくらいの役割は果たしたかも知れない。

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さて、「陽射し」です。本が売れない時代、こうしたマニアックな企画だけが生き残れる。おいらが40年前に考えた路線が、今でも通用する。編集者冥利に尽きる。

18112503.jpg 8640円
陽射し -reissue- 復刊ドットコム

1979~84年頃にかけて吾妻ひでおが発表した「美少女漫画」群を、原稿サイズに近い大きさ(A4判)で刊行します。
本文用紙にはマットコートを使用し、最も輝いていた作品群を原稿に忠実に印刷。
単行本「陽射し」の構成を再現した「少女アリス篇」、同人誌作品を集めた「コミケ篇」、雑誌掲載作品の「一般誌篇」のそれぞれに「著者解題」も入ります。イラストページでは、単行本「海から来た機械」「十月の空」の装丁を再現する、まさに<愛蔵版>ともいえる豪華内容です。

コメント(23)

アル中->食道ガンとはいえ68で存命中というのはアル中にしては長生きだな。ヲレの知人でアル中なヤシは大体60で死んだな。

ロリコンはファッションにあらず、時代の流行り廃りを超越する根源的なもの!

吾妻ひでお さんは私の母校の通学路吉祥寺にある焼き鳥屋いせや でよくお会いしました。いせや通いでアルになったわけですが、その後ガス配管工をされていました、日本という国はほんとうに文化人にたいし処遇が酷い。

宮崎駿アニメも流行り廃りに左右されず未だに視聴率が高いのは、ロリコンが巧妙に隠されているからだよ(震え声)

吾妻先生といえば、wikiの「ふたりと五人」にこんな記述がある。

ここではハレンチコメディ路線で売ろうとした担当編集者の阿久津邦彦の熱心な介入のもとで嫌々ながらも連載し、中ヒットする。しかしこれは吾妻にとって不本意な作品であったという。吾妻によれば、キャラクターや設定、タイトルなどはすべて編集者主導で決められたもので、ハードな週刊連載と秋田書店の無茶な編集の注文などで、当時「出力20%くらい」しかやる気を出していなかったという。もちろん絵、共に内容は荒れ、忘年会で編集者が作品の質の低下に酔った勢いで暴言を吐くこともあったという。吾妻曰く「あーホント、描きなおしたいね、今からでも(笑)」。編集者は「ハダカ」(エロ)ばかり要求し、ギャグとSFには無関心だった。吾妻は自分本来の資質とのギャップに悩む。吾妻は連載終了を編集部に再三申し入れたが、人気がなくなるまで受け入れられなかった。
この作品の影響で、漫画の仕事は“エッチもの”ばかりで、読者からはエログロの烙印を押され、毎日のように罵詈雑言が書かれた抗議の手紙が届き、辛かったことを吾妻は後に回顧している。この頃、吾妻は漫画に対する情熱を失い、仕事のためだけに漫画を描いていたという。
後に宙出版から復刻された単行本(全6巻)のカバーには「『ふたりと5人』の頃は、月産130ページくらい描いてた(描かされてた)。当然、頭ボロボロ、絵はとてもマニアック。毎日デンジャラスなファンレターが届く。そいでも、人気なくなればあっさりさよならだ。怖い世界だっせ、お客さん。」と自虐したコメントを寄せている。

酒にも逃げたくなるような厳しいストレスだったようですね。
配管の仕事の前はホームレスやってたんですね。締め切りが怖くて家に帰れなくなっていた。でも、会社の社内報に漫画書いてたそうで。

でも良い作品は残るので作家はやはり天から与えられた職業(gift)なんでしょう。

いくらなんでも高いな。ゼロをひとつとるか、それが無理ならその倍までだな。一冊の本に出せる金額は3000円まで。

1978年〜1984年くらい「あじましでお」倶楽部に所属してロリコンはかくあるべしの薫陶をうけたw
その頭領たる人がまさかの野次馬さんとは思わなかったw
この頃は、SFが盛んでDAICONの庵野さんとか出てきた頃ですかね?
当時の大学の慢研は月刊ジャンプの「闇狩人」を描いた坂口いくさんが会長をしていて宮崎アニメが神みたいな感じになっていた。学祭ではクラリスの栞を描いたりしていたw
この頃のルパンがやっぱ良いなあ。

>一冊の本に出せる金額は3000円まで。
分かります。
昔からの大ファンなら買うんでしょうけど、
自分みたいなチョット興味はあるけど…層からしたら出せる金額じゃないですw

野次馬さんの若い頃の出で立ちはスーツに口髭、サングラスw
どう見ても怪しい。藤竜也を意識?

◇あの「月刊OUT」が1号限りの復刻、その理由とは? 読者投稿企画は12月から受付スタート(2018年11月19日)

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1153944.html


>みのり書房からかつて刊行されていた「月刊OUT」が、2019年冬に1号限りの復刻を果たすことになった。これに先駆けて、読者投稿コーナーへの応募が12月からスタートする。

>「月刊OUT」はみのり書房から95年まで刊行されていたアニメ・サブカル誌で、創刊2号の宇宙戦艦ヤマト特集で一気に知名度を高めたことで知られる。今回はアニメ「宇宙戦艦ヤマト2202」と組んだ「ヤマトOUT(仮)」としての復刻で、アニメそのものの情報に加えて、同誌の名物企画であった読者投稿コーナーもヤマト2202に関連するかたちで復刻され、各コーナーをヤマト2202のスタッフが担当する。投稿は12月1日から1月7日まで受け付けられ、郵送のほかネットからの投稿も可能。今回の発行元が、当時の競合誌だった「Newtype」を発行するKADOKAWAというのがなんとも皮肉だが、アウシタンの名で知られる当時の読者に刺さることは必至。投稿者全員にPC用特製壁紙をプレゼントする特典もあるとのことなので、興味のある人はリンク先をチェックしてみてほしい。ちなみに発売時期は「2019年冬」とのみされており、ヤマト2202の最終章が劇場で公開される2019年3月に合わせたタイミングになるとみられる。

◆『どこの父親も蒸発する前に言う台詞はなぜか同じ』というお話→蒸発エピソードも続々

https://togetter.com/li/902240


鉄心 @3rdtoy

>親父が蒸発したことのある人に出会う度に「蒸発する前に最後に言った一言」を聞くんだけど、ほぼ100%の確率で「ちょっとタバコ買いに行ってくる」って返答が来る。ちなみにうちの親父も兄貴の時もそうだった。


ウナム日月 @unamuhiduki

>漫画家の吾妻ひでおも失踪した時「ちょっとタバコ買いに行ってくる」と言って失踪して乞食暮らしし始めてたなあ……(失踪日記で読めます


「いせやトラップ」にはワロタわ
アル中病棟の散歩コースにあってここでたまらず
飲んでしまって元の木阿弥という

 10歳くらい年上のおっさんに描かれちまってるw 
(ほんとはだいぶ年下w)

> 10歳くらい年上のおっさんに描かれちまってるw 
(ほんとはだいぶ年下w)

吾妻ひでおは今68才だから、野次馬氏がそれより年下とはビックリ
後期高齢者だと思っていたw

三鷹病院。あそこは自分も詰んだ事があったです、今はどうなったか知らないけど こじんまりとしたなんだか重~い雰囲気の病院、

過去の栄光か?
大した栄光やないけどな!

うーん「ホーキ売りの季節」とか「とつぜんDr.」とか、あのへんの漫画が見たくなった。
実家に置いてあったかな。

みのり書房といえば「OUT」の増刊「ALLAN」→「月光」ですね。南原四郎さんどうしてるかな

「月刊OUT」と言ったら、徳間のアニメージュに先行した日本のサブカルの原点ですからね。
「月刊Peke」の後継誌「コミックアゲイン」では、世界の大友克洋が、自身のキャリアの中で唯一の少女漫画(!)を描いているしw
やっぱり歴史に立ち会っているんですねえw>ネットゲリラ氏

「月刊OUT」と言ったら、徳間のアニメージュに先行した日本のサブカルの原点ですからね。
「月刊Peke」の後継誌「コミックアゲイン」では、世界の大友克洋が、自身のキャリアの中で唯一の少女漫画(!)を描いているしw
やっぱり歴史に立ち会っているんですねえw>ネットゲリラ氏

この作品も「陽射し」も、まだ掲載号が家にありますw
もう文化資料だと思って捨てないで持ってます。

「転機になる作品を描く時に、立ち会ってくれる人」
というのは川本さんでしたか。なるほど。

今よりもずっと寒かった40年前の真冬、
隣の町の自販機まで鼻水凍らせてチャリンコ飛ばして
「少女アリス」の最新号を買いに走った夜が懐かしいですw

「サクラ」には

>後期高齢者だと思っていたw

 それはいくらなんでもw 前期高齢者になったかならないくらいらしい、うわさではw  どうしても知りたかったら三島市長選の選対(3つある)で教えてくれるよ、たぶんw

弦巻町さま、
失礼ながら、「サクラ」の可能性濃厚でございます。

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