Goldimari

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Goldimariの逸品です。「Hand painted」とあるので、絵柄が細かく端正だが、手描きです。実は、この窯元はまだ健在で、最近まで輸出を続けていた。今では国内向けの生産だが、相変わらず手描きで高級な磁器を作ってます。

「GOLD IMARI」は5代目弥左エ門が作った金襴手古伊万里様式の有田焼ブランドです。北米、欧州、中東に輸出をしており、世界中の古伊万里愛好家に愛用されておりました。プラザ合意(1985年)後、急激な円高になりほとんど輸出が無くなってしまってましたが、有田焼創業400年を記念してゴールドイマリの新商品を発表し、ラグジュアリーな日本の文化の象徴である金襴手古伊万里様式を世界に伝えていきたいと思っております。

この、弥左エ門歴代のファミリーヒストリーがなかなか面白い。初代は窯元だったが、天保の大飢饉による不景気で二代目には窯を閉じ、下男奉公、三代目は貧困の中から庶民金融を始め、「当時、巷間では有田銀行を殿様銀行、洪益銀行を草鞋銀行と呼んでいた」そうで、今の佐賀銀行に繋がるんだが、四代目は暴れん坊で、

卒業後は伊万里銀行に入行させられるが、弥左ヱ門窯を再興させ海外に輸出を行うという夢を実現するため、明治35年、養父に黙って銀行をやめ松本家を無断出奔し、義兄の前田 儀右衛門から有田焼の陶磁器見本を借り受け、神戸を出航しインドのボンベイに向かった。
ボンベイで資金が絶えた彼は、旅客運賃・貨物運賃共に着払いという異例のデッキパッセンジャーとして、南アフリカのダーバンまで行き着いた。
ダーバンで洗濯屋を営んでいた唯一の日本人である岩崎のところへ転がりこみ、有田焼を質に金を借りて渡航費用を支払い、洗濯屋を手伝う事になる。
ヨーロッパまでの渡航費用をここで稼ぐ腹積もりであったが、日露戦争が勃発し日本に戻らざるを得なくなり帰国。

この四代目が帰国後、有田焼の貿易を目的とする会社を設立するわけです。そして五代目が戦前から戦後にかけて輸出を開始。戦前は日本の支配下にあった朝鮮・満州に輸出、戦後になって「Goldimari」というブランドを作り、欧州、北米向けに輸出を開始する。Goldimari銘は昭和28年からですね。オークションの説明では「明治時代の物」と言っていたが、実際にはせいぜい50年くらい前の物です。日本の磁器が輸出できなくなったのは、円相場が200円を切ったあたりから、らしい。今では国内向けで、日本橋・銀座の三越、新宿伊勢丹、などで扱っている。また、マキシム・ド・パリ、ザ・リッツ・カールトンでも使われているようです。

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 Goldi mari に見えたw

 Goldimari版の「インドの華」もあるようです。
https://www.ebay.com/itm/GOLD-IMARI-HAND-PAINTED-PORCELAIN-PLATE-WITH-EMERALD-GREEN-PEACOCKS-AND-FLOWERS-/260677424000

 インドの華、とは書いてませんが、クジャクがとまっているからには、インドの花だろw

(参照 ヘレンドのインドの華)
http://img09.shop-pro.jp/PA01041/329/product/73173996.jpg?20140329171214

 これは柿右衛門写しだそうです。 柿右衛門写しなのに、なぜインドの華という名前になってしまったかというと、

(インドの華  FLEURS DES INDES VERTES)
「1867年のパリ万国博覧会・・
これは日本が初めて参加した万国博覧会で、浮世絵や漆器がヨーロッパに日本ブームを巻き起こしたきっかけとして広く知られます。ヘレンドもその雰囲気を察してか、柿右衛門写しの「インドの華」を創作して出品したのです。」
「ではどうして「インド」なのでしょうか?
実は当時東洋の物産はすべてインドに拠点を持つ東インド会社の帆船が運んだもので、日本の柿右衛門にもヨーロッパに向けた最後の出港国インドの名が冠せられたのです。」
http://www.herend.co.jp/products/fv/index.html

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