肥蝶山 信甫造

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幕末に有田産という事で長崎から輸出された磁器なんだが、実は作られたのは有田ではなく、三川内窯。有田の隣町なんだが、あの時代には藩が違うので、色々と厄介な問題があったらしい。裏銘には「 肥蝶山 信甫造 {蝶は虫へんではなく石}」とある。1856年、出島からの輸出陶磁器の独占的な権利を手に入れた田代紋左衛門は、有田の窯だけでは生産量が追いつかず、また、外国人の望む薄手の卵殻手磁器には平戸藩の網代陶石が適していたために、他藩である三川内窯で生地を焼成し、それを隣町の有田に運んで絵付けしていた。この裏銘にはそういう意味があります。この、他藩で作らせるというのが江戸時代にはご禁制で、結果、田代紋左衛門は失脚し、輸出許可の鑑札があちこちに出されるようになり、日本からの磁器輸出がブームを迎えるのだが、そんなわけで、これは江戸時代の作品という事になる。ドイツからの里帰り品です。金彩が派手に散りばめられた赤絵で、いかにも、な、エキゾチックさです。なお、このカップはそこそこの厚みがあって、卵殻手ではない。

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>有田 三河内(みかわち)

 佐世保線の隣駅だが、昔からあまり仲はよくない。 というか殺し合いまでしていたそうだ。 同じくらい近くに波佐見焼というのがあって、ひところは生活陶磁器の3分の1はここだった。

(波佐見、有田、三河内の薪争い)
「隣の有田・三川内との薪炭材をめぐる諍いも激しかった。三藩が接する幕の頭(まくのとう)と呼ぶ山では、互いに領地を侵して薪を盗んでくることも日常的で、山の中で乱闘・殺し合いも起きる有様だった。結果、三藩の協議によって領地の見直し交渉が何度も実施されることになる。幕の頭山頂に立つ三角柱の「三領石(さんりょうせき)」は、薪をめぐる陶工たちの争奪戦からの産物である。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A2%E4%BD%90%E8%A6%8B%E7%84%BC

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