九谷焼谷口造

| コメント(6)
_DSC3364.jpg

九谷焼谷口造のカップ&ソーサー。カップの裏まで丁寧に絵付けされていて、おっそろしく細かい金彩が施されている。明治から大正にかけての輸出用九谷は、こうした超細密な絵付けが多い。谷口造というのは、九谷の輸出磁器によくある名前なんだが、「谷口駒吉」の事だろうか。谷口駒吉は、京焼の名人、千家十職の永楽和全の弟子でもあって、地元の人に言わせると「人間国宝になってもおかしくない」名人だったそうだ。ところで下衆な話で恐縮なんだが、こうした里帰りの明治輸出陶磁器、意外に値段が安くて、お買い得なのが有り難いねw 永楽和全の茶道具といったら、「水指なんかだと1000万」と、プロが言っていたw 抹茶茶碗でも50万とか100万とかそれ以上とかするんだろうが、ティーカップだと2万円だw 理由は単純で、和陶磁器のマニアは輸出用磁器にあまり興味を示さず、洋食器マニアは日本製の磁器にはあまり興味を示さないからw ごく少ない、「明治の輸出用磁器マニア」だけが集めているw まぁ、そのうち存在が知れ渡ると、価格がとてつもなく値上がりするんだろうw 年寄りの骨董屋とか、「昔はガレなんて二束三文だった」とか、そんな話ばかりしているw

コメント(6)

こういう、少し古い美しい磁器の器がお好きなら、カップ&ソーサーも結構ですが、今は姿を消したブルダルー(Bourdaloue)などはいかがでしょうか。

どのような時代のどのような器だったのか、巨匠ブーシェのこの絵が説明してくれています。
https://janeaustensworld.files.wordpress.com/2012/07/francois_boucher__la_bourdaloue_01b.jpeg

ちょっと検索しても、傑作が多いのが分かります。
https://www.bing.com/images/search?q=bourdaloue%20chamber%20pot&qs=HS&form=QBIR&sp=1&pq=bourdalou&sc=3-9&cvid=DEB3E7DDAAC446A1AD7C73BD490521BE

東洋趣味のものも多いので、もしや九谷焼の精緻を極めた輸出用ブルダルーもあったかも知れません。先日から、野次馬先生の結構なコレクションが充実しているようで妬ましいので、謹んで雰囲気をぶち壊させていただきました。

でも誰か、数奇な運命を経たブルダルーが一人語りするポルノでも書いてくれないでしょうか。沼正三先生なら間違いなく「私はブルダルーになりたい」と熱い視線を送ったでしょう。沼先生は昔、「ある夢想家の手帳から」で、ジョイスの作品に隠された小便のメッセージを延々と解読した論文を書いてましたね。


染め付け文様がびっしり入った便器だったら、どこかに収納してあったような気がしないでもないw 明治時代の家屋を壊した時に、捨てずに持ち帰ってきたんだがw

恐れ入りました。僕も地元のある地方駅の便所で見つけて驚いたことがあります。

でも、LIXILが「染付古便器展」を開いたり、「古便器蒐集家 千羽他何之コレクション」てのがあったりするようで、ナニゴトも奥深いです。

ちなみに今回のカップ&ソーサー(今回に限らず、これまでのものもそうですが)、教養のある人が見たら、古典文学からの引用だったりして、絵柄が何の場面か分かるんでしょうかね。そういうのが分かれば楽しいでしょうね。

これは多分、「六歌仙」ですね。

うわあ。笑
素敵な茶海ですね~とごくごく飲んでしまいそうです。

 日本古来のオマルは木製ですw

Japanese chamber pot from the Edo period
https://en.wikipedia.org/wiki/Chamber_pot

コメントする

最近のコメント










<蔵元 田中屋本店> 三年漬梅干 
17-23粒袋入 ☆メール便送料無料
塩だけで漬けた梅干しです。添加物一切ナシ。豆州楽市でどうぞ


<落合ハーブ園> なんと贅沢な、国産無農薬ハーブだけで作られた入浴剤はいかがでしょう。無添加・無着色・無香料です。


<(農)友和組合> 明治時代から愛され続けた、熱海の元祖七尾たくあん三年漬 3本入りです。


<盛田屋> 太陽と風の塩 (完全天日塩) 1kgパックです。ミネラル豊富な駿河の海水を、太陽の熱と風の力だけで作り上げた天日塩です。
ネットゲリラのTwitter
ネットゲリラのfacebook
ポルノ雑誌の昭和史 (ちくま新書)

伊豆マラソン2014/ノーカット版

伊豆マラソン2014

チャオチャオバンビーナ

草笛リズムマシンの奇跡

帆船ライブ/スイートメモリーズ

ネットゲリラの夏祭り

ルンミーブルースバンド

チョトマテクダサイ
戦場のテディベア
on the road
追悼・宇佐英雄/柳ケ瀬ブルース

アーカイブ

  帆船Ami号
  ずっと富士山