日本一古いとろろ汁屋さん

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安藤広重描くところの東海道五拾三次之内、鞠子の宿なんだが、誰でも知ってるこの建物、名物のとろろ汁を売る店です。実はこの店、今でもそのまま、面影を残して、とろろ汁を食べさせている。

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今回、40年ぶりの屋根の葺き替えが終了して、本日、お披露目です。

慶長元年(1596年)。時は猛々しい戦国時代。
駿府の町が目の前で焼き払われ、豊臣秀吉は小田原城征伐のため兵を挙げ宇津谷峠を通過。そのような中、初代・平吉はのれんを掲げ、ここに丁子屋が創業しました。
今でこそ「とろろ汁の丁子屋」として親しまれていますが、当時はお茶屋として開業したようです。
その後、富士山の大噴火、大政奉還、世界大戦など時代の転換期にも直面。
初代がどのような"想いや希望"を抱いて創業したのかを知る由もありませんが、丁子屋は現在まで場所を変えること無く、ここ東海道の丸子宿で400余年を過ごしてまいりました。

丸子宿と言えば、とろろ汁。
とろろ汁と言えば、丁子屋。

松尾芭蕉翁、十返舎一九、歌川広重、様々な紀行物語や俳句、随筆、浮世絵でも残されているように、当時の身分や立場に関係なく、行き交う旅人の道中の無事を祈り、一時のおもてなしを続けております。

丸子の宿というのは東海道でもっとも小さな宿場で、「丁子屋」という屋号には大きな意味がある。

丁子に由来する商号で、丁子の絵柄が含まれる家紋を持つ商家が名乗った。また、丁子に関する商売を行う者が屋号として使うケースもあった(丁子油・香料・漢方薬など)。そこから広がって、植物に関係する職業(藍染屋)などでも、丁子屋の屋号は使われている。

丁子油は日本刀の手入れなどに使われるものであり、香料・漢方薬なども江戸時代には決して安いものではなかった。丁子屋を名乗る店は数多く存在したが、そういった事情である程度以上の商業資本家としての商家だったものも多い。そのため、明治維新以降も暖簾を守り続けている店も散見される。

とろろ汁というのは食べ物だが、山芋を擦って干して粉にしたモノは、江戸時代までは漢方薬として貴重品だった。丁子屋でも、一年中売っていたそうです。

"山薬(さんやく)"は本来はナガイモの漢名だが、皮を剥いたヤマノイモまたはナガイモの根茎を乾燥させた生薬もこう呼ぶ。これは日本薬局方に収録されており、滋養強壮、止瀉、止渇作用があり、八味地黄丸(はちみじおうがん)、六味丸(ろくみがん)などの漢方方剤に使われる。

明治になって山芋の粉を「薬」だと名乗れなくなって、この丁子屋も単なるとろろ汁食堂になってしまったんだが、ひっきりなしに観光客が押し寄せる名物スポットです。そら、広重の絵にある店で、江戸時代と変わらぬ店が、ちゃんと十四代目まで受け継がれて、営業しているんだから素晴らしい。

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コース料理をいただきました。山芋の磯辺揚げ。

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おひつでご飯が届きます。全体的に素朴な田舎料理の面影を残していて、安っぽい料亭料理になってないのがいいですね。

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デザートはメロンと蒟蒻饅頭。メロンも静岡県の名物ですw

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今日はイベントがありまして、薪炒り番茶KKも出店させていただいております。

 1100円(税・送料込み)
<豆州楽市 薪炒り番茶ティーバッグ 3g x10pc ×3> 

自然食品業界では三年番茶と呼ばれ、定番のお茶です。10年以上も放置され、農薬も肥料もナシで自然に還った自然栽培茶。茶の樹の旨味が存分に味わえます。苦味がなく、優しい味ですが、ミネラルが濃く、ボディが強くてしっかりしています。

リーフもあります!<豆州楽市・薪炒り番茶リーフ100g×3>3200円

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梅若菜 丸子の宿の とろろ汁  松尾芭蕉

けんかする 夫婦は口をとがらせて 
   鳶(とんび)とろろにすべりこそすれ  十返舎一九

百福をモモフクでなくヒャクフクと讀ませるのは止めて欲しい。

豆腐百珍的なとろろ料理は兔も角。

野次馬も 精力つかず とろろ汁

 とろろそば、にウズラの卵黄を入れるのはちょっと苦手で、でもウズラの卵抜きでも値段が変わらないので損をするようで癪なので入ったのがきて、卵だけ残すのは不調法なのでさいごに一気飲みみたいに飲み込んでw

 トンキンは午後6時5分くらいまでは蒸し蒸ししてて、冷たいのがほしいらしくてガキンチョのひるめしのリクエストがトトロそばだった。 長芋と大和芋と両方とも冷蔵庫にあったが、いくらかはねばりが自然薯に近い大和芋のほうにして、出汁は適当に瓶詰のでごまかして食わせてやった。 なお、午後6時10分くらいで、突然、空気が変わって、湿度が一瞬にして半分くらいになった。 めちゃくちゃ気持ちいい。 気分はほとんどキャリフォーニアw

 自然薯は、亡父が専用の自然薯掘りまで用意して、今や不良資産となった持ち山に連れてかれて、掘りくりかえしてゲットしたのがもう何年前のことだろうか、以来、口にしたことがない。 すりおろすと餅みたいに盛り上がって出汁を含ませるのがなかなか大変だった。 原価計算したことないが、車の燃料代、固定資産税(水源林なのに補助金をもらうどころか固定資産税を取られるのだ)その他もろもろいれるとずいぶん高くついたのは間違いないw

>丁子

 この「ちょうじ」も同音異義語のベストテンとはいかないまでもベスト100くらいには入るわけで、弔辞とか寵児とかいろいろあるw

 新婚旅行で汚腐乱巣に連れてかれたとき、クリューニュー中世美術館とかいうとこにつき合わされて、ユニコーンのタペストリーがかかっていたんだけど、これを小説にしたのを読んでたら、タペストリーの貴婦人の小娘が噛んでいたのが、このクローブ(邦訳もあるようだが、丁子と訳してるかどうか調べてないので不明)だった。 何か性的な含意でもあるのかねw

(丁子)
http://nature-guidance.jp/pic-labo/clove001jn.jpg

30年ほど前
サントリーバーでバイトしてた頃

ホットウイスキーに丁子の先を指で潰して
1〜2個入れて
マスターが出してたの思い出しました

昨今、丁子なんか置いてるバー見かけないし
そんな粋な角やダルマ飲んでる
親父見かけませんね・゚・(*ノД`*)・゚・

(丁子の有効成分であるヒゲナミンの勃起機能改善の作用機序について)

「ヒゲナミンは伝統的に伝統医学で使われていた植物の中にあり、最近この物質が単離され、科学的に研究されました。」
「以下の効果が見出された。・・
勃起機能を改善する(血管の拡張に関連する)」
http://jp.drdoping.com/blog/higenamine-norkoklaurine/

(クローブがオリンピック委員会かどっかの禁止薬物に)

「最近の研究結果で「ヒゲナミン」を大量に摂取すると、交感神経を興奮させたり、筋肉の増強を助けたりすることがわかったそうです。
その為、「ヒゲナミン」が新たに禁止薬物に指定されたのです。
ちなみに、のど飴以外にも、スパイスに使われるクローブに「ヒゲナミン」が含まれているとのことです。」
https://www.s-keisei.jp/blog/?p=553

 丁子は、なぜかこれだけは、フォションのがコスパがよくて(ほかはそうでもない)、うちのもフォションですが、禁止薬物とは困ったものです。 ご主人がセクハラしそうで心配なお家では、夕ご飯のカレーなんかに丁子を入れるのは避けたほうがいいかも。 といっても、ふつう自分でカレー粉調合しないから防ぎようがないかw

 カレー粉ですが、日本のいわゆる「純カレー粉」はSBの独占ですが、あれはぼったくりもいいとこで、お高いことで悪名高い成城石井においてある元祖カレー粉のクロス・アンド・ブラックウェル製でもSBの3分の1です。 ただ1ポンド(今はイギリスもEU指令のせいでメートル法なので400gですがw)単位でしか買えないのが難点だがw

 SBは、オーナーさんにしてはそれほどの豪邸とはいえないお家が近くにあって、さっきのユニコーンの貴婦人になんとなく雰囲気が似てないこともない老婦人が犬の散歩をしたりしてるので、あまり悪口は言いたくないのですが、事実は事実なのだw

 さて、丁子油ですが、日本刀の手入れのほかにも使われ方があったようでw

(潤滑のための丁子油)
https://xn--t8j3bub3eg9157b1ip.com/sub6.html

 ・・すいません、どんどんどんどん品のよろしゅうないほうにいくばっかりでw

 ユニコーンの貴婦人ですが、邦訳ではクローブではなく丁子でしたw

「娘が笑い声を上げる。「いらっしゃい」と差し招く。今度はおれもテーブルから跳び下りた。娘が部屋から部屋へと駆けめぐるので、早足でないと追いつけない。秘密の風にでも煽られるように、娘のスカートがはためいた。間近に寄ると、ほのかな汗に混じり、甘く芳しい匂いがする。なにか噛んでいるように、口が動いた。 「口になにを入れいているの、別嬪さん」 「歯が痛いのよ」。娘は舌をつきだした。ピンクの舌先に丁子が乗っている。舌を見て固くなった。娘をこましたくなった。」
https://blog.goo.ne.jp/hy223606/e/c293a461cf725c5db0dbb5d6e24a890f

 ・・歯が痛い、というのは虫歯ではなく歯の成長痛ですかね。 まだそんな少女。 

 この原作者は、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」もテーマに書いてるのですが、間違いなく真正ロリコンですw
http://d.hatena.ne.jp/kurazou/20050418/1113798684


わしんとこは昔、丸子で脇本陣やっとったそうで、丸子には想いがあります。
いまでも親戚がおります。

梅雨空に 積雲追わず 丸子宿

店主のブログをながめていたら、面白い記事のコピーが...

https://www.chojiya.info/wp-panel/wp-content/uploads/2017/08/1610912d4c30ac47f1a55e741d456c13-471x1024.jpg

むかしの店もひなびた風情があります(昭和30年代?)
すぐ裏を国道1号線が通っているとは思えない山深い景観。

https://www.chojiya.info/wp-panel/wp-content/uploads/2017/08/0cd269776732d3d72b2e5f8f67a93e55-768x605.jpg

丁子屋さん へ

十余代 屋根葺き替へて とろろ汁

>今回、40年ぶりの屋根の葺き替えが終了して、本日、お披露目です。

・・・茅葺職人の後継者も少なくて、伝統技術も後世に伝えるのも大変デス。母親の実家が茅葺き屋根でしたが、茅葺き屋根に煙を充満させる燻蒸(くんじょう)作業は重要デス。集落全体が茅葺屋根だった時代、日々の暮らしで(囲炉裏で)火を焚いて燻された煙が⇒茅や木材に纏わり家屋の耐久性を高め、茅の虫を駆除し防腐・殺菌効果を果たしていました。家の中で「火」を使えば、茅葺き屋根は長持ちします。人が暮らさない日本古来の茅葺屋根住宅は、極端に寿命(耐久性)を縮めるのです。


◇国重文「黄林閣」で燻蒸公開 茅葺き屋根を油煙で保護 埼玉

https://www.sankei.com/region/news/180511/rgn1805110019-n1.html

>江戸時代に建てられた所沢市の古民家「黄林閣(おうりんかく)」で10日、かまどの火焚きが行われた。茅葺(かやぶ)き屋根を油煙で覆い保護する「燻蒸(くんじょう)」が目的。これまでは非公開で年に数回行われていたが、今後は定期的に毎月第2木曜日に実施し、公開する。

・・・北欧や中欧でも葦やライ麦藁を使用した藁葺き屋根(茅葺き屋根)文化があります。欧州での葺き替え期間は、日本の2倍程度と言われて長持ちデス。日本の気候が温暖湿潤気候、或いは亜寒帯湿潤気候は保存が大変なのです。最初の塗装鋼板「レヂノ鉄板」(1953年8月発売)が発売されると、既存の藁葺き屋根の上に施工するのが当たり前に。日本の田舎の屋根が一変しました。

◇茅葺き職人のブログ

http://www.kayabuki-ya.net/notebook/cat4/cat5/

>トタンを被せられた茅葺き民家について、以前「茅葺きに厳しい時代を乗り切り次代に繋ぐための文字通りカンヅメとして」 「人の暮らしとともに変遷する民家のある時代を象徴するスタイルとして」もっと評価するべきだと書きましたが、歴史資料としても学ぶべきことの多い、大切なものだと思っています。

おくちの周りが痒くなるけど、山芋美味しいですね。

>店主のブログをながめていたら、面白い記事のコピーが...

 ・・「東海北陸信越のページ」って、、、南部福音派の静岡の切支丹も載せとるぞw

「新共同訳聖書ヨハネによる福音書3章8節より。いつも、聖霊の風を受けて爽やかに進んでいきたい。」
http://shizuokabc.blog.jp/archives/4847294.html

 南部福音派は、夜の勉強会に一度だけ行ったことがあるが、キリストがガラリア湖の上を歩いた、というとこを真顔で話し合ってるのを見て、とてもついていけないと逃げ帰ったのが遠い想い出だw  

(おまけ 天城山荘)
http://amagisanso.com/

 伊豆スカイライン冷川から近道しようとすると、こういう細い道があるようでして、、ガードレールありませんw
https://www.google.com/maps/@34.9255319,138.9497786,3a,75y,96.25h,87.82t/data=!3m7!1e1!3m5!1syl8bhO61TJSwQ_Ob1RRYPg!2e0!6s%2F%2Fgeo3.ggpht.com%2Fcbk%3Fpanoid%3Dyl8bhO61TJSwQ_Ob1RRYPg%26output%3Dthumbnail%26cb_client%3Dmaps_sv.tactile.gps%26thumb%3D2%26w%3D203%26h%3D100%26yaw%3D132.78865%26pitch%3D0%26thumbfov%3D100!7i13312!8i6656

消費が多すぎて、群馬県産を使っています。
おいしいですけどね。

池波正太郎「食卓の情景」に出てくるお店ですかね。池波先生は戦前・戦後と訪れたそうですが、「戦後」には「すでに往時の風趣はどこにも残っていなかった」と記されてます。されど野次馬さんの写真を拝見するに、現在にしてなかなかの風情ですね。

個人的にも、かつて東海道旧道をバイクでちんたら西へ向かった旅を思い出します。

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