無農薬はもちろんだが、無施肥。これが理想

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理想的な「日本茶」というのは、いかにあるべきか? 世界中のお茶を、烏龍茶、緑茶、紅茶の垣根なく飲み比べ、背丈ほどの文献を読み漁り、海外も含めてあちこちの産地を歩き、その結果として、幾つかの「良いお茶を作る条件」というのが判って来た。その一つが「肥料を与えない」事です。窒素肥料をドカドカ与えれば、収量は増える。日本のお茶は、インド・スリランカの紅茶と比べて、単位面積あたりの収量が10倍だという。新芽の数が在来種と比べて3倍と言われるヤブキタ種に、これでもかという大量の肥料を与えれば、収量だけは増える。味は良くならないw 肥料から得られるのは、「出汁のように旨味が」という、あの、アミノ酸だけです。大地が提供できるミネラル分というのは限られているので、窒素肥料に由来するアミノ酸の旨味だけに頼った、妙にベタつくお茶ばかりになる。飲めば飲むほどに、後味が悪い。無農薬はもちろんだが、無施肥。これが理想です。収量はとてつもなく下がる。とても採算が合わない。なので、プロの農家は誰もそんなモノ作らない。おいらはプロの農家ではないので作る。

というわけで、ウチの茶師が作りました。耕作放棄されていた茶畑を刈り揃えて、2年間、農薬も肥料も使わずにひたすら待ちました。ほとんど雑草取りもせず、ただ、ひたすら待った。自然に還った在来種の生命力だけが頼りです。標高350mという、霧深い山です。お茶を無農薬で作るには、山でないとうまく行かない。一日の温度差が大きい高地では、虫が発生しにくい。肥料を与えないお茶の葉は美味しくないようで、山で無施肥なら、農薬を使う必要がないのだ。その代り、葉は栄養失調みたいに黄色っぽい。平地の茶畑みたいな鮮やかな緑色ではない。耕作放棄地の自然栽培茶です。これを、機械で刈って、白茶を作る要領で萎凋させる。近代の緑茶製法では萎凋作業は避けられている。手間がかかって管理が大変なのだ。けれど、萎凋させないと香りが出ない。旅行けば、駿河の国に茶の香り、という、昔はどこでもやっていた萎凋作業です。日本茶は蒸して作るんだが、薪炒り番茶KKに蒸し器はないので、薪で炒って殺青しました。釜炒り茶です。煎茶は揉んで作るんだが、これも常識はずれの、ごく弱い揉捻にとどめています。葉が破壊されていないので、お湯に浸けると、ゆっくりと、元の茶葉に戻って行く。抽出には時間がかかるので、何煎でも淹れられます。日本茶は揉み過ぎていて、すぐに成分が出切ってしまうお茶ばかりなんだが、このお茶は違う。高い、良質の中国茶のように、何煎でも淹れられる。これがベストだとは言わないが、少なくとも日本中どこを探しても存在しない、ウチだけのお茶です。薪炒り番茶KKとしては最初の試作ロットになるので、まだまだ進化の余地はある。でも、薪炒り番茶KKが目指す、世界一の緑茶に、一歩だけ近づいたのは確かだ。もちろん、6月2日のイベントでは飲めるようにします。それでも少し余りそうなので、豆州楽市でも通販します。機械刈りとはいえ、製茶は全て、茶師の手仕事で、火入れも乾燥も薪なので、値段のつけようがない貴重品なんだが、皆さんに飲んでいただいて感想を聞きたいので、安く提供します。近日発売!

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 中国茶というとウーロン茶とかジャスミン茶くらいしか知らなかった20年くらい前、ペニンシュラの中国茶アフタヌーンティで中国緑茶の香りの良さにびっくりしたものだった。 日本に帰って買おうとしたら、お値段にびっくり。 その値段ならいいワイン買えるというので、以来飲まずじまい。  日本でいいお茶にお金を出させるためには、禁酒法が必要かもしれないw

>無農薬はもちろんだが、無施肥。

実はレモン含めてミカン類もカキもナシもブドウもそれが美味いんだけど、まだ開眼されてない記述がチラホラw

まあ、いつか解るときが来るww

例えば佐賀の佐藤農園なんか、レモンも傷だらけだけど、無農薬。
https://youtu.be/0IYu6okc4Zw?t=53

で、本当はもう一つ、重要な要素があるんだけど、世間ではまだ無視されている。

無農薬(無除草の抑制草生)、無肥料(有機肥料も施肥しない)、プラス、最も重要なのは・・

無潅水(天水だけで育成)

これが理想っすw

長期に放置された茶園から採ったお茶は、長いあいだ天水だけで生きてきたので、理想的なのよw

>無潅水

原種に近い高級露地トマトは水やりしませんね。
寒暖の差が激しいところなら植物は自前で水分を空気中から調達しますから、心配ご無用です。

柑橘類も何年も実をぶら下げるようなやつは、季節によって果実の中の水分を果樹に引っ込めたり、また果実に戻したり、色々都合の良いように調節してます。

伊達に何億年も前から地球上に蔓延ってるわけじゃないですよ、彼ら。

画像のお茶、美味そうですね。

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