戦争と音楽

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戦争と音楽。まずは有名どころでリリー・マルレーン。これはオリジナルのララ・アンデルセンの歌唱です。第二次大戦中にドイツから人気が出たんだが、やがて敵味方を越えて歌われるようになり、連合軍側ではマレーネ・ディートリッヒが歌う。デートリッヒはヒトラーがご執心で、ナチスの広告塔になるように命令したんだが、拒否、アメリカ市民権を取得する。そのため、彼女は戦後も長く、ドイツ人から「売国奴」と罵られ、嫌われていた。



ヒトラーがご執心といえば、このポーラ・ネグリもそうですw 世紀の二枚目と呼ばれたルドルフ・ヴァレンチノが死んだ時に、「ワタシが婚約者」と自称して、大げさに何度も葬式で失神して見せたりして、売名行為だと笑われた女優だが、ドイツで撮った映画の、この「夜のタンゴ」という曲がヒットして、ヒトラーがプロパガンダ映画に出演を依頼。それを嫌ってフランスに移住しているw



さて、ヒトラーの愛人ばかりやっていてもしょうがないので、ここで「サセパリ」だw 演奏はドイツの貴族、ゲッツィが率いるヴァルナヴァス・フォン・ゲッツィ楽団。第二次大戦前の、楽しいパリの映像です。ミスタンゲットがプライベートの映像で登場してます。ベル・エポックというのは第一次世界大戦前の時代を指すんだが、この時代はレザネフォル、狂乱の時代と呼びます。



つうか、サセパリはミスタンゲットの持ち歌だ。第二次大戦では、占領下のパリで歌っていたためにドイツ軍の協力者だと疑われた。もっとも70歳過ぎていたので、さすがにヒトラーの愛人とは言われなかったw 戦後、76歳で舞台出演するが、

このとき、76歳のミスタンゲットを心配した興行主が「このレヴューには新人を仕込むシーンがあって、大階段を下りなければならないが、どんなものだろう」と相談したところ、ミスタンゲットは「私の相手をしてくれるその年寄り役はだれ?」と聞き返したという。舞台では、12分間つづくダンスを最後まで踊りとおした。

デビューは19世紀です。第一次世界大戦の前の、本物のベル・エポック時代からレヴューに出続けた女優です。



さて、最後に。グレン・ミラーのラジオ放送エアチェック盤なんだが、ラストが、これから軍隊に入って慰問の公演にまわる事、なので放送はオシマイです、というご挨拶です。そして、ムーンライトセレナーデを、いつもよりずっとスローテンポで。この後。グレン・ミラーは飛行機が落ちて戦死する。ムーンライトセレナーデは名曲だが、この、スローテンポのムーンライトセレナーデは、涙なくして聴けない。戦争は誰もシアワセにしない。

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>ムーンライトセレナーデを、いつもよりずっとスローテンポで。


・・・グレン・ミラーの「Moonlight Serenade」、大東亜戦争開戦の5ヶ月前に日本国でも発売。米英「敵性音楽」に指定されましたが、蓄音機のSP番は人気があったそうな。

【 Platina Jazz - A Moonlight Serenade (from Sailor Moon) 】~プラチナジャズ・ムーンライト伝説・(美少女戦士セーラームーンより)~

https://www.youtube.com/watch?time_continue=131&v=W8dXOz_XZL8

【 Swing Girls (スウィングガールズ) 】~グレン・ミラーの「ムーンライト・セレナーデ」⇒ケン・ウッドマンの「メキシカン・フライヤー」⇒ルイ・プリマ、ベニー・グッドマンの「シング・シング・シング」と演奏会の曲目が完璧~

https://www.youtube.com/watch?v=ZDhLJeU455w


・・・主役級以外は半年の特訓、主役級は3ヶ月程の特訓で撮影に突入し完成させた矢口史靖監督。映画で使われた演奏と、演奏している映像はミキシングとつなぎ合わせで合成しています。撮影中も撮影後も練習を続け、映画公開の時には人前で(?)公開出来るレベルまで引き上げました。キャンペーンやTV出演の演奏の方が上手、吹き替えなしの撮影は素晴しいねぇ~。オリジナル・サウンドトラック盤もお勧め。

たしかに異例なほど、スローなムーンライトセレナーデですね。
途中でフェイドアウトするのが残念だ。

戦争と音楽で思いついたシーン。
・「ブリキの太鼓」で、ヒトラーの更新場面が、いつのまにかウインナワルツになるところ。
https://www.youtube.com/watch?v=hSU6U1nxhUA
・「旅芸人の記録」で、王党派(左側、男ばっかり)と民主派(右側、男女カップル)が歌合戦するシーン。緊迫感がある。最後の方で民主派は「イン・ザ・ムード」の替え歌で揶揄している。
https://www.youtube.com/watch?v=_BsiDkHPcDM
・ウッドストックのジミ・ヘンドリックス。アメリカ国家の後半は、ベトナム戦争の描写だといわれているが。
https://www.youtube.com/watch?v=TKAwPA14Ni4

RAGE AGAINST THE MACHINEの1stを貼ろうと思ったが、ベトナム戦争に抗議して焼身自殺する僧侶の写真を見ていたら、胸が苦しくなったのでやめた。
宮内勝典の小説「焼身」を読むと何か得られると思う。

ところで、日本では日中戦争や太平洋戦争にまともに向き合った音楽はどれくらいあるのだろうか。
引き上げの歌とかは思いつくが、戦争当事者として、また反戦歌としてすぐには思いつかなかった。添田唖蝉坊とかで、あったかな?

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