標高が高いのと、値段が高いのと

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紅茶のクレオソート漬けの続きです。正露丸の材料であるクレオソートを作るのとまったく同じ製法で燻される茶葉。それが現在、出廻っているラプサンスーチョンだ、という話を書いたんだが、いや、実は昔はそうじゃなかった、という話もある。恋する中国というサイトに、ラプサンスーチョンの歴史が出ていたので、それを読めば事情がわかります。

桐木でつくられた正山小種は、自生茶特有の香りがあった。それは福建省を中心に採れる龍眼という果物に似ており、柑橘系の淡い香りに、プラムの甘さを加えたような芳香である。そして製茶の際に茶葉の発酵を止め、乾燥させる工程で火入れをする材料に松の木を使用した。その松から発生した煙は茶葉に付着し、出来上がった正山小種は龍眼のフルーツの香りと、ほんのり松で燻煙されたスモーキーな匂いが混じった不思議な紅茶になった。

龍眼はタイにもあって、散々食った。甘くてさっぱした果実です。日本には似たような果物がないので、説明しにくい。このラプサンスーチョンが作られるのは、標高が2000メートルに近い、茶樹の限界の地域です。福建省はウーロン茶の産地として有名なんだが、その中でも、もっとも「高い」お茶の採れるところ。高いというのは、標高が高いのと、値段が高いのと両方w kg何十万円もするお茶もあるw このお茶がイギリスに入って、王族貴族をトリコにした。とはいえ、野生茶のわずかな量しか採れない。とても注文に応えられない。昔からレアな最高級品だったのだ。

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紅茶が作られるのは、武夷山だけではない。中国のあちこちで作られているし、インドでも栽培が始まる。けれど、あの、龍眼の香りはしない。ラプサンスーチョンを飲んで、そのトリコになった二代目グレイ伯爵が、なんとかラプサンスーチョンのような香りを、香りの薄い紅茶に付けようというので考えたのが、「アールグレイ」です。アールグレイはベルガモットで香り付けがされる。ベルガモットというのは地中海で採れる柑橘類です。苦くて実は食べられないし、果汁も使えない。ただ、香りが良いので、香水の材料にもなる。アールグレイはかくして、イギリス製の紅茶として、いまでも愛好されているんだが、

一方、桐木で作る正山小種(ラプサンスーチョン)には、東インド会社を通じ、別の注文が付けられた。それはロンドンの石灰混じりの硬水では、せっかくの龍眼の香りが希薄になる。水色は濃くなるが、味と香りを弱めてしまうのが硬水の特徴だ。そこでもっと強い香りの紅茶を作るよう要求された。
桐木の人たちは、強い香りとは一体なにかと悩んでしまう。龍眼の香りは茶葉そのものの自然の香りでどうすることもできない。ひょっとしたら松の煙の匂いかもしれない。そこで、出来上がった茶葉を水に浸し、もう一度松の煙で燻じた。それはもう龍眼の香りなどせず、ただ強烈にスモーキーな最も個性的な香りになってしまった。

中国人は、こんなインチキな臭い紅茶は飲みません。けれど、ウイスキーや葉巻で燻製臭に耐性のあったイギリス人は、そんなクレオソート正露丸茶でも、大喜びで飲んだ。やがて、ラプサンスーチョンは、貴族階級の間で、「公式な場で」飲まれる紅茶となり、今でも伝えられてるそうですw まぁ、連中もさすがに「美味しい」と思って飲んでいるわけじゃないらしいがw 格式だけはいまでも高いお茶のようだw

で、こういう逸話を知ると、かつての「本物のラプサンスーチョン」を飲んでみたくなるんだが、その当時と同じ製法を伝えているのは武夷山でも何軒もないらしい。皆無ではないw でも、極めて希少なシロモノです。はたしておいらは本物のラプサンスーチョンを手に入れられるのか? その続きは、またいずれw

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