何故、静岡には番茶がないのか?

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文化人類学、という学問があるんだが、どういう学問なのかというと、文字で記録されてないような庶民の歴史を調べたりするわけです。「歴史」では「日本史」とか「世界史」とかあるんだが、文化人類学では国境を越えて、幅広い文化圏とか、そういうのも研究する。で、お茶の文化人類学的な本を読んで勉強しているところなんだが、それというのも、「何故、静岡には番茶がないか?」というのが疑問だったからだ。

写真は今日撮ってきたんだが、山の茶畑です。耕作放棄の茶畑が背後の左側にチラッと見えてますね。手前は一番茶だけ収穫して、以後は放置されている。秋になると、「台切り」と呼んで、次の一番茶に備えるために高さを揃える。その際に切り取られた葉は、関西圏では「京番茶」と呼ばれる番茶に仕立てられます。京番茶の材料は、玉露や抹茶といった高級茶の台切りした枝葉です。そうした高級茶では、二番茶、三番茶を収穫しないので、台切りではかなりの量の枝葉が穫れる。玉露、抹茶というのは消費量が少なく、ブランド力を維持するためには、あまりたくさん作ってはいけないw なので、新茶しか収穫せず、台切りで出る枝葉は「京番茶」という、まったく別の商品に仕立てる。玉露の二番茶、三番茶なんて多少安くても、だからって売れるもんじゃないので、それが正しい態度ですw

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一方、静岡です。静岡が日本でも図抜けたお茶の産地になったのは、明治維新から大正時代にかけての、輸出ブームが原因です。お茶は日本中で作られていた。輸出港はまずは、開港した横浜。横浜には出荷直前に火入れをするための工場が作られ、日本中からお茶が集められ、アメリカに輸出された。その時代には、アメリカ人も日本の緑茶を飲んでいたんです。砂糖とミルクを入れてw 煎茶ラテw ちなみに、日本からの輸出品としては、生糸に次ぐ、第二位です。静岡は、産地としては比較的横浜に近く、お茶作りにも適していたので、これで火がついた。当時はまだ東海道線が開通してないので、横浜港までは船で運ばなきゃならない。なんとか貨物船を静岡に誘致できないか? 関係者の努力もあって、清水港が開港場に指定されたのが、1899年、明治32年です。これで静岡中がお茶のバブルで沸き立ったw 一気に栽培面積が拡大し、製茶技術を学ぶために宇治などの高級茶の産地に人を派遣し、紅茶を作るために中国の産地から茶師を招き、インド紅茶の品種導入のために日本人としては初めて、ダージリンまで旅をする。その時、持ち帰った種子から作られた子孫が、豆州楽市でも扱っている花いろ烏龍茶や黒烏龍の素材である「べにふうき」です。というわけで、輸出品として紅茶やウーロン茶まで作ったんだが、あくまでも主力は「緑茶」です。質の良い煎茶を大量に作る。最初は人海戦術で、娘たちが指で茶を摘み、男たちが手で葉を揉んでいた。茶摘みに「ハサミ」が導入されたのは昭和の初めで、「ちゃっきり節」が作られたのは昭和2年なんだが、その頃です。もちろん、「ちゃっきり」というのは、ハサミの音を模したもの。また、製茶の揉む工程も機械化される。それはインド紅茶の機械を参考にしたらしい。

かくして、明治から大正にかけて、輸出港・清水を中心に、静岡全体が外貨稼ぎのために、一心不乱、まぁ、今のトヨタがどれだけの影響力を持っているかを考えれば、当時の雰囲気が理解できるだろう。かつて、清水港は国際港で、清水の街にはシルクハットの外国商人が闊歩していた。で、そうなると、輸出基準の均一な製品を作るのが大事になるわけで、かくして静岡のお茶は、号令一下、みんなで揃って、せっせと同じ作り方で、同じお茶を作る。そういうやりかたになった。そこから外れる事は許されない。グローバリズムに合わせたお茶作りです。地域性は失われ、「売るためのお茶」だけになる。番茶というのは、売るためでなく、自分たちが飲むために作られるお茶だったので、静岡からは失われてしまったのだ。グローバリズムは地域の文化を破壊する。

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庭の隅っこに桑の木がある、
20歳くらいの旺盛な木で、枝払いしてもしても
また、すぐ伸びてくる、

蚕はいないし、ムダに捨ててたが、
試しに葉だけ刈り取って、洗って、180度オーブンで15分程
乾燥させ、手で粉々に砕き、沸騰した湯で入れる。

番茶も少し加味すると、一層、風味が増す。
亜鉛だったか微量元素も採れる、鉄瓶を用いると鉄分も
摂取出来、夏バテに効果あり。


ハテ、どこかで桑茶売ってたような?

茶樹と同じように使われる植物に、「藤」があります。藤の新芽をお茶と同じようにして、飲料にする。日本ではもっともポピュラーです。

静岡は、近所のキチガイが農薬撒いたとかwwwwwwww
殺菌剤撒いたとかキチガイが多いからじゃね?wwwwwwwwww

静岡が、唯一wwwwwwwキチガイ判例があるんだろwwwwwww

飯山のじいさんもお茶にこだわり持ってますね。

ところで飯山のじいさん、最近はコメのとぎ汁乳酸菌と、今上陛下の話題を一切しませんねえ。

静岡では不味いお茶は「馬のションベン」と言います。

>「何故、静岡には番茶がないか?」

番茶というか、ここで疑問になっているのは焙じ茶のことと理解します。
静岡の輸出産業であった緑茶も紅茶も乾燥仕上げなので、確かに、焙じ茶のように直火で加熱したりしませんね。

茶葉を直火で加熱するというと中国茶の「殺青」工程がすぐにイメージできますが、あれは茶葉の発酵を停止させ長期保存のための下拵えをする意味あいもあったかと思います。
放っておくと茶葉は土に還りますから。

静岡は、きっと昔から地元に茶葉が滞留する余地がなかったのでしょう。地理的に豪雪地帯でもないし盆地でもないから、外部経済から遮断されてお茶の葉が腐る要因が少なかったかった。
これが静岡で焙じ茶が出なかった要因なのでは?
昔から製品としてのお茶が自由に往来していた場所なのではないでしょうか。

静岡が緑茶プランテーションとして外資に蚕食されずに済んで良かったですね。

>桑 ・・・

 試して見たいかというと「その手は桑名の焼き蛤(はまぐり)」w

 桑・・・もちろん試したいですw

(桑名の焼き蛤)
「焼き蛤アップこの大きさは7年ものです!とにかくジューシーで柔らかくツルっとしていて芳醇です。優しく噛んでいくと旨味がこれでもかというぐらい出てきます!」
https://ameblo.jp/watabearuki/entry-11839009073.html

 

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