昭和のムード歌謡

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「ムード歌謡」というジャンルがあるんだが、演歌とはちょっと違う。どこが違うのかというと、そもそも成り立ちが違うわけです。ムード歌謡のルーツは酒場です。むかしは人件費が安かったので、あちこちの酒場に生バンドが入っていた。そんな中にも流行があって、戦後は、ハワイアンとかラテンとか流行ったんだが、基本的には飲み屋のバンドというのは客の求めに応じて何でも演ります。そうしたミュージシャンは器用なので、作曲もしたり、バックコーラスも演ったり、自己完結。ところが、TVの歌番組に出演すると、そもそもフルメンバーの上手なバンドが伴奏してくれるわけだ。で、元はそれぞれ楽器を持って演奏していたバンドが、手ぶらで出演しなきゃいけなくなる。そうしたバンドでは、今と違ってボーカルが偉いわけじゃない、ボーカルはゲストみたいなもんで、本来のメンバーではなかったりもする。クールファイブも、元は「内山田洋とクールファイブ」だったわけです。





ロス・プリモスも、本来の名前は「黒沢明とロス・プリモス」。こちらはラテンバンドだったらしい。飲み屋で演っていた時にはそれぞれ楽器を持って演奏していた連中が、ステージでは演ることないんで、裏声でコーラス。歌謡コーラス・グループというのは、そうして成り立ったものです。



ムード歌謡の帝王と呼ばれた、敏いとうとハッピー&ブルー。このバンドも、途中でボーカルが交代してるが、敏いとうとハッピー&ブルーの名前は変わらない。ボーカルは「お客さん」なんですね。



もちろん、ピンで活躍する歌手というのもいる。たいてい、物凄く上手いです。ムード歌謡の特徴として、男の歌手なのに、オンナの気持ちで歌詞が作られている、というのがある。倒錯的で素敵ですw 島津ゆたかは、NHKの暴言騒ぎですっかり消えたね。



鶴岡雅義と東京ロマンチカです。リーダーの鶴岡雅義は元は作曲家で、バンドではレキントギターを弾いている。このバンドでも、ボーカルは「お客さん」で、三條正人から浜名ヒロシに代わっているが、バンドとしての活動には何の支障もないようだ。



三浦弘とハニーシックスというのは、元は兄弟で編成されたバンドだったんだが、高齢化にともなって、三浦弘の長男が入ったりして、世代交代してますw こういうムード歌謡のバンドというのはたいてい物凄く長寿で、芸能界と言っても、ベースがキャバレーとかナイトクラブなので、潰しが効くらしい。TVになんか出なくても、毎日ちゃんとお仕事があるわけです。



「よせばいいのに」は、むしろ敏いとうとハッピー&ブルーのバージョンでヒットしましたね。



島津ゆたかもそうだが、斉条史朗というのも、一発屋ですね。「夜の銀狐」。名曲です。ピンのムード歌謡歌手というのは、なかなか一発屋を越えられないという宿命があるようです。でも、圧倒的に上手い。聞いていて惚れ惚れします。男のおいらが聞いてもそうなんだから、キャバレーのホステスとか、たまんねぇだろうな。



和田弘とマヒナスターズというのは、名前からも判るように、元はハワイアンのバンドです。戦後すぐの時期に、ハワイアンのブームというのがあったわけです。ここはスチールギターがウリなので、ちゃんと楽器持ってますw 松尾和子をボーカルに迎えていた時期もある。歌謡コーラス・グループ独特のファルセットのバックコーラスというのは、ハワイアンから来たものらしいんだが、おいら、ハワイアンは良く知らないので定かではない。



さて、ムード歌謡といえばこの人なんだが、フランク永井です。おいらの知人で、新宿の大箱で箱バンやってた人によると、「物凄く気を使う人で、出演する時には必ず挨拶に来て、ビールひとケース置いて行った」そうだ。「皆さんで飲んで下さい」と。悪い女に引っかかって、不幸な晩年だったのが残念です。



テレサ・テンなんかもムード歌謡のジャンルに入るんだろうね。Youtubeのコメント欄が、大変な事になっているw 日本語はもちろんだが、英語、タイ語、中国語w テレサ・テンは、デビューはローティーンで、日本のポップスをカバーして歌うアイドル路線だったのが、並外れた歌唱力で、日本の歌謡曲歌手になる。あの時代、確かに日本はアジアの盟主だった。



青江三奈というのもクラブ歌手あがりで、ヘレン・メリルにあやかって「伊勢佐木町の溜息」と呼ばれた人です。この曲は知らなかった。まぁ、おいらの偏見もあるんだろうが、酒場の歌手というのは、絶叫型は御免被りたいw 八代亜紀とか青江三奈とか、ハスキーな声の人、フランク永井や松尾和子のように、低い声の人がいいです。酒飲んでる耳元で怒鳴られては、おちおち安心して飲めないw



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ムーディー勝山の右から来たものを左へ受け流すの歌http://www.youtube.com/watch?v=gUcpXMP9Kbk

あなたァーのためィー まもりィーとおした おんなァーのみさおォー

テレビやラジオで毎日流れてた殿さまキングス。なんでこのおっさん、女言葉で歌ってるのか、それがオトナの心に響くんやな。とコドモ心に思っていました。

ところで、マヒナスターズの動画。誰が小山田圭吾クンのお父さんですか?みなさん。

ツービートはクール5の司会で全国回ってた頃大ブレイク
ツービートだけ見てクール5見ないで帰っちゃう客ばかりになってしまい
内山田洋が「たけちゃん 俺達前座に廻るわ」
と出順逆にしてくれたらしい。
歌手が色物司会・漫才師如きに板譲るなど前代未聞だったらしい。
強面だった内山田さんに感謝している と武。

敏いとうは 街で見かけてモロ893だなと思って
チョイと調べたら正解でした。

和田弘さんは高校の先輩っす 萩本欽一さんもいたりして

ラブユー東京の名曲は納得です
いろいろ替え歌をききました

内山田さんでしたっけ? 鶴岡雅義さんでしたっけ?

ギターの師匠にどうたらこうたらって?

> 名前からも判るように、元はハワイアンのバンドです

いや、分からない分からない。そんなさらっと言われましても困ります。ハワイ語なんてアロハ以外は知らないでしょう?フツー?調べなきゃ分かりませんでした。
暇茄子ターズかと思っていました。

『マヒナはハワイ語で「月」を意味する。』
(ウィキペディア)

テレビで前川清が歌っているとついつい最後まで聴いてしまうw

皆様にはエレキのイメージが付きまとう我らが若大将にも、ムード歌謡曲があるのでございます。『しのび逢い』

http://www.youtube.com/watch?v=YdAGtq6dewE

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