エレベータ・ミュージック

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ブルースブラザーズというのは物凄く良く出来た映画で、脚本というか、選曲が素晴らしいんだが、おいらが感心したのはラスト近く、税金を払いに行ったブルース兄弟がエレベータに乗るところで、「イパネマの娘」が流れているんだが、それがボサノバとはいえ、完全に「エレベータ・ミュージック」的な演奏なんですね。エレベータ・ミュージックとは何か? 喫茶店やレストランなどでBGMとして流される音楽を英語圏ではそう呼ぶんだが、もちろん、エレベータの中でかかっているような音楽、という意味。まぁ、エレベータの中だけじゃない、あちこちで耳にするんだが、エレベータの中というのは暇なので、つい、印象に残るわけです。で、ここでイパネマの娘を代表とするボサノバとブルースの関係について書いてもいいんだが、ボサノバというのはカネとヒマを持て余したブラジル有閑階級のゆとり若者たちが、とか書いてもいいんだが、それはさておき、ここではエレベータ・ミュージックです。





日本では「手品師の曲」という認識だろうかw ポール・モーリア楽団というのもエレベータ・ミュージックの典型です。こうした音楽は、弦楽器や管楽器が主体となってメロディーを奏でるオーケストラ・スタイルで、正当な白人の伝統的音楽の系譜に属するわけです。ブルースだらけの「ブルースブラザーズ」で、このエレベータの場面だけに、エレベータ・ミュージックの、しかも「イパネマの娘」が使われている、というのが、脚本のうまさです。



まぁ、ポールモーリアもいいんだが、おいら的には、この手のジャンルの代表はビリー・ヴォーンですね。



ビリー・ヴォーン楽団は、海に関する曲が多いんだが、都会人の、リゾート地に対する憧れをかき立てるような、まぁ、そんな感じだ。



この時代、今みたいにデジタル技術が進んでないので、パソコンいじって、クリックひとつでどんな楽器の音でも出せるという時代ではない。10人を超えるメンバーを揃えて、それぞれのバランスを考えながら収録するのだから、レコーディングは大変です。



こちらはパーシー・フェイス。映画の主題歌です。映画も見たんだが、1970年代のセックス革命の前、1959年なので、アメリカも性に対してそんなに保守的だったのか、と驚かされるような映画だ。曲は、やがて映画から離れて、イージーリスニングの定番として残る。映画を知っているおいらにとっては、コレも「海」の曲です。



ところで、この手の音楽を聞いていると、チンコが勃ってしょうがない、という時期がりまして、というのも、ビデオデッキが出始めた頃なんだが、サイレントの8mmブルーフイルムをビデオに起こして裏ビデオを製造するという作業が流行った事がありまして、元ネタがサイレントなので、何か、音を付けなきゃならない。そうだ、BGMだったら、コレだろう、というので、やたらエレベータ・ミュージックが使われたわけです。また、ラブホテルでも今みたいに440チャンネルとかなくて、この手の音楽ばかりがかかっていた。普段、好き好んでエレベータ・ミュージックは聞かないので、こういうの聞くのは全部、セックス絡みw パブロフの犬で、エレベータ・ミュージック聞くと勃起するという、まぁ、そんな時代もあったね、と。



世界残酷物語という、センセーショナルな映画があったんだが、その主題歌「モア」です。映画はともかく、曲は典型的なエレベータ・ミュージックですね。まぁ、こういう音楽は、クラシック業界のプレイヤーを集めれば簡単に作れるので、人件費が安かった時代には流行ったもんだ。今では人件費が高いので流行らない。



さて、最後にもう一曲、ビリー・ヴォーンです。「夕陽に赤い帆」。

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死刑台のエレベータミュージックも忘れないでくだしあ。

『死刑台のエレベーター』の曲が流れると、つい谷村新司風に
「今だから言える、暗い過去コーナー・・・・」とつぶやいてしまうw

いつもブルースの話をしておいて、とりあげるのはそこかよ、と笑ってしまったが、この映画の名場面を貼ってみます。ちょっと順番違いとか抜けとかあると思う。
1. http://www.youtube.com/watch?v=SZVhzVTBDvA
JBのゴスペル牧師、神の啓示を受ける。
2. http://www.youtube.com/watch?v=ryXCGm0YP_E
ジョン・リー・フッカー、このへんのシーン、黒いです。
3. http://www.youtube.com/watch?v=qE41YPdPuis
アレサ・フランクリンのおかみさん“Think”
4. http://www.youtube.com/watch?v=qdbrIrFxas0
レイ・チャールズが楽器屋のおやじで、かっこいい。
5. http://www.youtube.com/watch?v=RdR6MN2jKYs
RawhideよりGimme some lovin'を最後まで見たかった。で↓
http://www.youtube.com/watch?v=IUU6Azk4Ya0
6. http://www.youtube.com/watch?v=6NTozy51AY0
キャブ・キャロウウェイが歌ってます。
7. http://www.youtube.com/watch?v=EHV0zs0kVGg
“Everybody Needs Somebody to Love”
8. http://www.youtube.com/watch?v=m0zyuc_2UVg
“Sweet home Chicago” アドリブをまわしているうちに逃げる。
8. http://www.youtube.com/watch?v=eGu2camh0WA
ネオナチの場面でワーグナーなので笑う。
9. http://www.youtube.com/watch?v=2quc-iQ96R0
緊迫感があるシーンなのにボサノバで気が抜ける。ちなみにこの納税課職員はスピルバーグだそうです。
10. http://www.youtube.com/watch?v=TAvuRtO9kIU
最後はやっぱり監獄ロックだが映画のシーンが見つからなかった。

四つ上の姉の影響でバート・バカラックを昔、よく聴いていました。
ディオンヌ・ワーウィックとかB.J.トーマス♪
七十年代前後のロックとブルースはもっと好きですが…❤

>「ブルースブラザーズ」

牧師アレサ・フランクリンのおかみさん“Think”
レイ・チャールズが楽器屋のシーンやジョン・リー・フッカー当たりがお気に入りです。
レイ・チャールズが出演していたので、この映画で演奏されている曲は映画用の書き下ろしではなく昔の流行歌だと気付いたw

いまどき耳にするブルースはこれくらい。

Mar 2012 高橋大輔 FS
曲目 EDDY LOUISS - Blues for klook

http://www.youtube.com/watch?v=FHjf25eDWJA

ダック・ダンが亡くなってしまった。
http://tower.jp/article/news/2012/05/14/n04
スティーブ・クロッパーと来日中だったか。
まだ若いのに、さびしい。残念です。

http://www.youtube.com/watch?v=YnaSRhMB_qo
躍動感があっていいベースです。
http://www.youtube.com/watch?v=VnG0JjzF7HY
ほとんどベースラインとギターだけで曲を引っ張っている。

74歳でこれだけやっている人もいるのにな(今は+2歳くらいか?)
http://www.youtube.com/watch?v=Y099Wjk-jTo

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